登場人物紹介
若干ネタバレ含みます。随時更新予定。
ピンクの文字をクリックすると、該当者の所に飛びます。

桜木花音　（さくらぎ　かのん）
第一章開始時で十六歳。女。陽宮学園女子高等部の一年。生徒会である【花園会】の役員。
亜麻色の髪に琥珀色の瞳のクォーター。西洋人形のような美少女。
穏やかで明るい性格で、芯も強く、順応性もある。頭の回転も悪くなく、一度記憶したものはよっぽどの事がない限り、二度と忘れないという特技を持つ。
極々普通の生活を送っていたが、ある日、黒衣の男に異世界シェラルフィールドへ誘われてしまう。
そこで、シレスティア帝国の王弟ルーベと出会い、傾き掛けた帝国の再建のために手を貸す事になる。
まだ、そこに隠された真実を彼女は知らない。
現在（四章中盤）で、シェインディア家の養女であるとして『カノン・ルイーダ・シェインディア』と名乗り、
ルーベの婚約者として日々を過ごしている。

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ルーベ・フィルディロット・ライザード
一章開始時で二十四歳。男。
シレスティア帝国の騎士団長。皇帝の弟。赤みの強い茶の長髪（一章時点）に、黒紅色の双眸を持つ。
彫の深い顔に堂々たる体躯をまとっている。その容貌から皇祖帝の再来と囁かれている。
人民からは、彼が皇帝に、という声も高まっている。
普段は明るく朗らかで、人民にも人気が高い人懐っこい性格なのだが、
いざ戦いの場になると、皇祖帝の再来の謂れに恥じない冷酷非道っぷりを発揮する。
何かと兄王とは折り合いが悪く、悪政を引き始める兄と完全に決裂し、国を立て直すべく皇帝への道を
歩むことを決意する。
三章でカノンへの思いを自覚する。カノンのこととなると、結構無茶苦茶をしてみせる。




レイター・シャーリル・フィアラート
一章開始時で二十六歳。男。ルーベだけシャルと呼んでいる。
第一位階の騎士（統率者と呼ばれる、十三人の最高位の騎士）であると同時に、シェラルフィールド最高の魔術師に送られる『レイター』の称号を持つ。
黒髪の腰より長くのびた真直ぐの髪と、瑠璃色の瞳を持つ。身長は低くは無いが、ルーベに比べると小柄で華奢に見える。繊細な美貌の持ち主。女性に間違えられることも少なくない。
常に冷戦沈着で、人当たりも良く表面的には社交的。しかし、怒らせると非常に恐い。
ルーベを諌められる数少ない人物であり、彼の腹心。
実は妻子持ちである。



レイター・マハラ・ザード
一章開始時で二十六歳。男。
長い長い白い髪に、藍色の瞳。一本芯が通っているが、ひとつのことに没頭しすぎて周りが見えなくなる。
第一位階の騎士でレイター。ルーベではなく、サンティエに心酔している。
シャーリルとは幼馴染のような関係。



カズマ・ゴウ・ヒューガ
一章開始時二十四歳。男。
第一位階の騎士。焦げ茶色の短髪と、空色の瞳。猪突猛進で情に厚い。
しかし、第一位階の騎士であるだけありしっかり冷静な判断も出来る。
皇祖帝に使え、シレスティア帝国建立に貢献した人物の子孫。
魔力が弱いが腕は立つ。騎士団長であるルーベの貴下



シオン・ザルク・フェルマータ
一章開始時二十二歳。男。
第一位階の騎士。兄がひとりいるが不仲。
白金色の長い髪に、碧眼。主張したい事ははっきりと主張をする。
兄が皇帝側についているので、彼はルーベに忠誠を誓っている。若い割に腕がたつ。



ジェルド・ゼル・メイク
一章開始時二十六歳。男。
明るい茶色の髪を一本に結び、紺瑠璃色。どこか物事に真剣になれない性格。人当たりは良いが誰も信用していない。
第一位階の騎士。フェイルと良く一緒にいる事がある。趣味は女性観察。



ディライト・フェイル・アース
一章開始時二十九歳。男。
第一位階の騎士。最高位の剣士に与えられる「ディライト」 の称号を持つ。
深緋色の瞳に浅梔子色をした絹のような長髪が多い中で、珍しく短髪。で童顔。
穏やかで落ち着いた性格をしているが太刀筋にその穏やかさはない。ジェルドと良く一緒にいる。



ヴァイエル・グライド
一章開始時三十三歳。男。
平民からのたたき上げの第一位階の騎士。大柄。
銀色の瞳で無造作に紫黒色の髪をひと括りにしている。大雑把ではあるが、兄貴肌で面倒見がいい。
妻子あり。人なれしてないディアルと良くつるんでいる。



ディアル・マドリード
一章開始現在三十歳。
第一位階の騎士。赤銅色の髪を後ろに流し、瑪瑙のような双眸を持っている。
左目に縦に一直線の傷が残っている。冷静沈着。あまり人と馴れ合わない。
ヴァイエルと共に行動することが多い。



エデル・ラウ・フェルマータ
一章開始時二十五歳。男。
第一位階の騎士。シオンの実兄。
金色の長い髪を一本結び。碧色の双眸。冷静であるが、どこまでも冷酷に私情を捨てられる。己の道を突き進む強い意志の持ち主。
ルーベ、シャーリルとは旧知の友だった。しかし、今は袂を分かつって皇帝側に使えている。



レイター・ロザリア・シルフィール
一章開始時二十五歳。女。
第一位階の騎士でレイター。
赤丹色の腰にまで届く長い髪に、瑪瑙をはめ込んだように輝く瞳を持つ。妖艶な美女。
人を食ったような性格ではあるが、悪い人ではない。エデルの恋人。レイターとしてエデルに忠誠を誓っている節がある。



サナン・フィルア・レヴィアース
一章開始時二十七歳。男。
第一位階の騎士であり、ルーベの軍師でもある。
焦げ茶色の髪を無造作に結び、黒に緑がかかった双眸。
観察眼と頭の切れは他の追随を許さないが、彼の性格がそれを感じさせない。



レイター・クレイア・デルフェルト
一章開始現在二十八歳。男。
第一位階の騎士でレイター。
淡く光る白銀の腰よりも長い髪。深緑の双眸。
飄々としているが、状況を鋭く読み解く、観察力に長ける人物。
クラウディオに忠誠を誓っている。

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サンティエ・アルフェルド・リア・ライザード
一章開始時三十六歳。男。ルーベの実兄。
シレスティア帝国の現皇帝。翳りのある金の長い髪、決して澄んではいない藍色の瞳。
いまいち覇気がない。頭の回転は異常に早く、動き始めると非常に冷徹な態度を取れる。
停滞しきった国に嫌気をさしていたところに、伝説の『鍵』が表れ、どうせなら全てを大いに楽しもうと今まで視認のように生きてきた彼が動き出す。基本的に血と戦いに餓えている。


クラウディオ・ハイメ・ライザード
一章開始時十六歳。男
シレスティア帝国第一王位継承権保持者。皇帝の実子でルーベの甥っ子。
茶金色の髪に藍色の瞳。笑うと、年齢より若干若く見える。
猪突猛進で周りが見えない。サナン曰く『猪』のような性格。


フォルゼ・リア・リファーレ
一章開始時三十六歳。男。
艶やか黒髪を肩口で揃え、宝玉のように紫紺の双眸。
自分の手は汚さない、人を切り捨てることを何とも思わない。国務省に席を置く。皇帝に忠誠を誓っている。

ヴィーノ・ゼノ・フラジール
一章開始時四十三歳。男。
艶の無い茶色の髪に、それよりも濃い焦げ茶。年齢相応の顔にはコレといった特徴は無い。
長い物には巻かれろ的な性格。昔は騎士団に所属していた。ルーベを嫌っている。



ミリアディア・フィアラート
一章開始時で二十五歳。女。愛称はミディ。
背中の中ほどまで伸びた紅茶色の真っ直ぐな髪に、髪よりもさらに深く濃い双眸。
穏やかで優しい雰囲気を持っているが、局面を冷静に見極めて行動が出来る。
頭のいい才女。また元騎士でもあり、腕は衰えていない。魔力も相当なもの。
シャーリルの妻で、一児の母でもあり、カノンの姉も買って出ている。

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パルティータ
一章開始時で享年二十歳。
長い淡い金髪に、青い目の美女。
献身的にひとつの物に身を捧げられる一本芯の通った人物。
神殿に使えている身。
歴史と伝説を動かすきっかけを、己の死で作った人物。
ルーベとは親友であったが、彼女としては彼に好意を抱いていた。



ルイーゼ・ダル
一章開始時で十九歳。女。
長い栗色の髪に、こげ茶色の双眸。髪はたいていまとめている。
律儀で生真面目な性格で、ルーベの屋敷に勤めている侍女。
カノンと年齢が近いと言う事でカノン付きの侍女となった。
ルーベからの信頼もある優秀な人材。



ヴィルチェ
一章開始時で十五歳。女。
二つに結ばれた薄く入れた紅茶のような髪に紫色の瞳。
年齢相応の可愛らしい少女。
花街きっての名店『ペディグレイン』の娼婦見習いをしている。
明るく活発で言いたいことをズバズバ言うはっきりした性格をしている。
カノンにも物怖じせずに接するため、彼女にとってこの世界で最初の『対等』の『友達』



リリア・ルイス
一章開始時で三十九歳。女。
くすんだ癖のある金色の髪を綺麗な布で一本に結ったふくよかな女性。
大らかで優しく、厳しい人格者。
『ペディグレイン』の店主。その手腕は他の追随を許さない。
時折娼館へ遊びに来るカノンを嫌な顔せず迎え入れている。


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