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鬼とは?
 無念を怨念に変えて、現世に留まり人に害なす存在となってしまった総称『鬼』という。
 人の世に恨みなどの強い念を持って死んでいった人間が、成仏できずに現世に留まり異形になってしまった存在。飢えと渇きに苛まれ、人を襲い始める。初めは自我が消えうせてい るが、年月が過ぎ、人を喰らい続けると、自我を持ってしまう。
 彼らは伐鬼の教えでは、『理(ことわり)』に反した違法者なので、輪廻転生の輪の中には入 れないとされているが実際のところはわからない。



伐鬼とは?
 平安の世から続く『討伐士』の家系である。討伐と言っても、それは人間成敗ではなく、この世に存在してはいけないものを滅する集団を『伐鬼』と呼んでいる。華やかな平安の世において、丑三つ時に起こると言われる百鬼夜行の影、それに脅えた都人が、討伐者を捜し求めていた時に現れたのが、奏の祖先だった。
 奏の祖先、つまり初代の伐鬼である。それ以降、いつの世も華やかな歴史の裏を彼等は暗躍し続けた。現代に行くにつれて、その姿は世の人に忘れ去られていっても、伐鬼の存在は決して消えることなく現代の世まで脈々と続いている。



人傀儡の術とは?
 伐鬼が駆使する秘術・禁術の一つ。魂を受け入れる仮初の器を作る術。土や木、石、そして術者(帝と奏の場合は奏)の血液を必要とし、この時術者(この場合奏)に彼女を護るという誓約を交わす。この術で縛り付けられた鬼の魂は、現世に留まることを赦される。
 伐鬼は鬼を滅すると、鬼が溜めていた『力』を身体の中に吸収することが出来、それと同じことが傀儡でも可能で、身体の中にも溜まって行く。
 以下、多大なるネタバレにつき白文字反転。
 傀儡の術の役目は術者を護ることだけではなく、将来生まれてくる神宮寺家の当主になる子どもに受け継がせる力の基礎でもある。傀儡の術の効力は十年間であり、それ以降は体が朽ちていく。
 契約を破棄するためには、代償として一方の命(魂)が必要である。この時傀儡に溜め込まれていた力が、術者の身体に戻り、子どもを生むときに術者の力が奪われることなく、傀儡の術を受けた魂の持ち主の力がそのまま子どものもになる。
 この時、力を奪われ身体の朽ちた鬼の魂は、浄化されることなく、輪廻転生の輪に入れることもなく滅せられていく。

 






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